研修生時代の師匠も藤田を激励「最後の頂点目指せ」

[ 2012年12月3日 06:00 ]

男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ最終日

(12月2日 東京都稲城市 東京よみうりカントリークラブ=7023ヤード、パー70)
 藤田の最初の師匠にあたる寺下郁夫さん(60)は「大したものですね。うれしいですよ」と愛弟子の朗報に声を弾ませた。

 かつてはプロとしてプレーし、現在は静岡・浜松CCの支配人を務める寺下さんは葛城GCの支配人時代に藤田を迎え入れた。フロントやマスター室の仕事をこなしていた研修生時代は「勤務態度も練習も真面目。人物的には非常に出来が良かった。実力もあった」。それでも期待値は「シード選手になって頑張ってくれれば」という程度だった。初優勝する前の藤田から「35歳まで続けさせてください」とお願いされたこともあったが「一年でも一試合でも一日でも長く現役で頑張れ」と後押しし続けてきたという。

 そんな師匠の言葉を忠実に守るように35歳を優に超える43歳で初の賞金王。寺下さんは「やっと上り詰めてきたところ。最後の頂上を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。

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2012年12月3日のニュース