市川、短距離３冠！来年は４００メートルでモスクワ狙う

短距離３冠を達成し、笑顔で声援に応える市川華菜

　陸上の日本学生対校選手権最終日は１２日、東京・国立競技場で行われ、ロンドン五輪女子４００メートルリレー代表の市川華菜（２１＝中京大）が、２００メートルを２３秒６４で制した。１６００メートルリレーは３位に終わったものの、今大会は１００、４００メートルリレーと合わせて３冠を達成。卒業後はミズノに入社予定で、来年は４００メートルにも本格参戦する。ロンドン五輪の男子やり投げ１０位のディーン元気（２０＝早大）は専門外の円盤投げに出場し、４２メートル９２で２２位に終わった。

　女子２００メートルは、自己３番目の２３秒６４で市川が初優勝し、最後の学生選手権で３冠を達成した。アンカーを務めた１６００メートルリレーは３位で４冠はならなかったが、「そんなに甘くないことは分かっていた」と納得の表情を浮かべた。中京大卒業後はミズノに入社予定。これまでは１００、２００メートルが主戦場だったが、来年は４００メートルにも本格的に取り組む。「世界に通用するのは４００メートルだと思う」とモスクワ世界選手権を見据えた。