ジョコビッチ6年連続4強 連覇期待に「重圧問題ない」

[ 2012年9月8日 06:00 ]

テニスの全米オープンで、フアンマルティン・デルポトロを下し準決勝進出を決めたノバク・ジョコビッチ

全米オープン第11日

(9月6日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 男子シングルス準々決勝は2連覇を狙うノバク・ジョコビッチ(セルビア)が09年王者のフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)を6―2、7―6、6―4で下し、6年連続でベスト4入りした。第4シードのダビド・フェレール(スペイン)は第8シードのヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)に6―3、6―7、2―6、6―3、7―6で競り勝ち、5年ぶり2度目の4強入り。準決勝はアンディ・マリー(英国)―トマーシュ・ベルディハ(チェコ)、ジョコビッチ―フェレールの顔合わせとなった。

 粘られた第2セットのタイブレーク。ジョコビッチは3―3から4ポイントを連取してこのセットを奪うと、拳を握って叫んだ。流れをものにし、5試合連続でストレート勝ちした。

 両サイドに深いショットを決め「第2セットは重要でどちらに転ぶか分からなかった。ラリーが続けばチャンスが増えるから攻撃的に揺さぶった」。強力サーブを鉄壁の守備で破り、ロンドン五輪の3位決定戦で敗れたデルポトロに雪辱した。

 1968年のオープン化以降、6年連続の4強はマッケンロー(米国)を抜いて単独4位。4大大会で10大会連続4強入りは23大会連続のフェデラー(スイス)に次ぐ2位。ナダルが欠場し、フェデラーが準々決勝で敗れた大会で安定感が際立ち、連覇への期待が高まる。今年の全豪で連覇を果たしただけに「経験があるから重圧は問題ない」と自信をにじませた。

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2012年9月8日のニュース