65歳ジャンボ エージシュート惜しい!あと一歩67

[ 2012年9月8日 06:00 ]

18番、第3打をピンそばに寄せニヤリとする尾崎将司

男子ゴルフツアー トーシン・トーナメント第2日

(9月7日 三重県いなべ市 涼仙ゴルフ倶楽部=7169ヤード、パー72)
 ジャンボがエージシュートに迫るゴルフで健在をアピールした。15番までに6バーディーを奪った尾崎将司(65=マックス・インターナショナル)は16番でボギーを叩いて67。通算2アンダー、142の90位で予選通過はならなかったが、今季ベストスコアを出した。9バーディー、63で回った上平栄道(34=フリー)が首位に立ち、石川遼(20=パナソニック)は通算8アンダー、27位で国内ツアーでは3試合ぶりに決勝ラウンドに進出した。
【第2R成績】

 イーグルなら65。最終18番パー5で100ヤードほど残した尾崎の3打目は残念ながらピン右手前4メートルに落ちた。この時点で年齢以下のスコアで回るエージシュートは消滅。バーディーパットもカップの縁で止まり67でホールアウトした。

 プレー後、取材陣に囲まれると「そんなに俺の予選落ちが珍しいか?」と軽口を叩きながらも表情は明るい。15番までに6バーディーを量産。残り3ホールで1つ伸ばせばレギュラーツアー初の快挙だったが、16番パー3でティーショットを木の根元に落としてのボギーが響いた。「65で回っておいて予選落ちしたら恥ずかしいからわざとやめた。私の人生にそういう(恥ずかしい)話はない」。今季初の60台を出した手応えからか口は滑らかだった。

 尾崎の快進撃は、ほぼ同時刻にインからスタートした池田にも伝わっていた。インを31で回った池田は「ジャンボさんが気になって途中から自分はそっちのけになった」とアウトは1つ伸ばしただけ。後輩プロも大ベテランの結果に一喜一憂するほど存在感は別格だった。「65は優勝争いをする時。ピリッとしたところで出すからな」。65歳は新たな伝説をつくることを宣言して会場を後にした。

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2012年9月8日のニュース