平均台で尻もちも…田中理恵 跳馬成功に笑顔

[ 2012年7月27日 08:22 ]

公式練習の平均台で調整する鶴見虹子

 体操女子の日本代表が26日、試合会場のノースグリニッジ・アリーナでの初練習に臨み、エースの田中理恵(日体大研究員)やこの会場で行われた2009年世界選手権の個人総合3位、鶴見虹子(日体大)にミスが出るなど、目標に掲げる予選8位までの決勝進出へ課題を残す内容だった。

 29日の予選と同じ形式で実施され、08年北京五輪5位の日本は最終5班で段違い平行棒から4種目を回った。田中は平均台の着地で尻もちをついたが、不安があった跳馬を成功し「やっと自分の跳躍ができて良かった。気持ちを高ぶらせることなく、マイペースでいきたい」と明るい表情を見せた。

 鶴見は床運動の着地で左アキレス腱を痛めて一時中断したが、その後は演技を続け「(本番は)大丈夫」と気にする様子はなかった。初出場の16歳、寺本明日香(レジックスポーツ)は跳馬で高難度の技を披露するなど好調で「日本にいる時のようにできた」と笑った。

 ▼田中理恵の話 すごくいい緊張感だった。跳馬はやっと自分の跳躍ができて良かった。今の気持ちを忘れずに、ここから(調子を)上げていくしかない。

 ▼鶴見虹子の話 床運動は十分にアップができていなくて、リズムがおかしかった。でも、もう一回やって確認できたのが大きい。(本番は)大丈夫。

 ▼寺本明日香の話 会場はすごくやりやすい。日本にいる時のようにできた。跳馬や床運動ではアドレナリンが出て、いい感じだった。(共同)

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