内村“見せたがり精神”で珍しミス連発

[ 2012年7月27日 06:00 ]

本番の会場であるグリニッチアリーナで初練習を行った内村は鉄棒で落下を繰り返した

 珍しいミスもご愛きょうだ。体操男子団体総合で金メダル奪回を目指す日本代表は25日、本番会場のノースグリニッジ・アリーナで練習を行った。審判も見守る中、エースの内村航平(23=コナミ)は鉄棒の離れ技で2度落下。あん馬でも降り技でバランスを崩したが「テンションが上がって、力が入りすぎたのが失敗の原因。審判にアピールしたい“見せたがり精神”が出た」と明るい表情を浮かべた。

 種目別決勝で投入する可能性がある床運動のG難度リ・ジョンソン(後方抱え込み2回宙返り3回ひねり)、鉄棒では伸身の新月面よりも高難度のフェドルチェンコ(後方伸身2回宙返り3回ひねり降り)も試した。「集中してやればできそう」と手応え十分だ。「世界中の誰よりも(団体の)金メダルを獲りたい」。28日の団体総合予選から、内村は全力で体操ニッポンをけん引する。

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2012年7月27日のニュース