藍、調子上がりきらずも連覇へ意地の1アンダー

[ 2012年7月27日 06:00 ]

第1ラウンド、5番で第2打を放つ宮里藍

USLPGAツアー エビアン・マスターズ第1日

(7月26日 フランス・エビアン エビアン・マスターズGC=6457ヤード、パー72)
 前年覇者としての意地を見せた。最終18番。宮里は3打目を左奥3・5メートルにつけると冷静にカップに沈めた。終盤の悪い流れを断ち切るバーディーで1アンダーの71で24位。消化不良の内容にも「最後にバーディーで締めくくれて良かった」と前向きに捉えた。

 出だしは上々だった。3番で1メートルにつけてバーディーを奪うなど7ホールで3バーディー。09年大会、昨年大会に優勝したようにコースとの相性は抜群だが、大会連覇を狙った一昨年は「気負いすぎて」15位に終わったため、同じく大会連覇を狙う今回は自分のゴルフに集中する考えだった。

 だが、後半は「もう一つ、もう一つという気持ちがあった」と力が入った。12番でボギーを叩くと15番から連続ボギー。16番では2打目でグリーンを外すと珍しく体で悔しさを表した。それでも1アンダーまで戻したのは底力。「まだまだいける」と逆襲を誓った。

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2012年7月27日のニュース