愛 準々決勝で世界1位と激突「誰と当たってもいい」

[ 2012年7月27日 06:00 ]

笑顔で質問に答える福原愛

卓球組み合わせ抽選会

 卓球日本代表の福原愛(23=ANA)ら男女6選手が26日、選手村内で公式会見を行った。東日本大震災の被災地・仙台市出身の福原は「被災地の小学生が応援に来てくれると聞いている。パワーと笑顔を届けられるように頑張りたい」とあらためて被災地への思いを語った。

 昨年は岸川と組んで獲得した世界選手権混合ダブルスの銅メダルを持って被災地を訪問。「(五輪のメダルを)持って帰ることができたら、もっと喜ばれると思う。それを目標に頑張る」と日本初のメダルを手にしての凱旋を誓った。

 25日には組み合わせが決まり、シングルスでは世界ランク7位の福原は、同1位の丁寧(中国)と同じブロックに入り、勝ち上がれば準々決勝で激突することになった。丁寧は昨年の世界選手権個人戦で優勝し、昨年11月から世界ランク1位の座を9カ月間も守っている女王。福原は当時世界ランク1位の張怡寧に4回戦で1―4で敗れた北京五輪に続いて不運な抽選となったが「この人と当たりたくないとか言えばメダルが獲れるわけでもない。誰と当たってもいいように準備してきたつもりです」と冷静だった。

 ▼日本女子・村上恭和代表監督 シンガポールには3対7で不利な情勢だが、第2シードに入って中国と当たらないことの方が大きい。(準決勝は順当ならシンガポールとの対戦が有力)

続きを表示

2012年7月27日のニュース