大会レコード19アンダー 遼と同い年の李京勲が初V

[ 2012年7月9日 06:00 ]

通算19アンダーで優勝した李京勲

長嶋茂雄招待セガサミーカップ最終日

(7月8日 北海道千歳市 ザ・ノースカントリーゴルフクラブ=7127ヤード、パー72)
 石川と同じ91年生まれの韓国の新星が、大会レコードの通算19アンダーでプロ初優勝を飾った。

 首位タイでスタートした李京勲は、金亨成と一歩も譲らぬ優勝争いを展開。勝負を分けたのは同スコアで迎えた17番パー4で、金亨成とほぼ同じ位置の右ラフから8Iで1メートルにつけて一歩抜け出した。

 10年アジア大会で団体で金メダルを獲得した後にプロに転向。昨年のQT(ツアー予選会)を1位で突破し、今年が実質プロ1年目。早くも優勝を勝ち取って「たぶん今夜は寝られないぐらいうれしい」と喜んだ。

 勉強中の日本語は、なぜか「失礼ですけど彼氏いますか?」という“ナンパ用フレーズ”だけマスター。「次の試合までに韓国でレッスンを受けてきます」と笑う20歳は、ゴルフも日本語も伸びしろ十分だ。

 ▼2位・金亨成 調子はよかったけど(李)京勲が15メートルぐらいのパットを2回も決めてきたので…。(首位タイからノーボギーの67で回るも惜敗)

 ▼3位・宮本勝昌 追いつきそうな時にダブルボギーを叩いたり、まだまだ。半分悔しくて、半分はよくやった感じ。(2オン3パットの12番のダブルボギーが響く)

 ▼10位・鈴木亨 鳥肌が立ちました。あんなにオーラがあるんですね。優しい手でした。(優勝は逃すも、約30年ぶりに再会した長嶋氏との握手に大感激)

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2012年7月9日のニュース