セリーナ3年ぶり女子単複2冠 五輪でも再現だ

[ 2012年7月9日 06:00 ]

女子ダブルスで、アンドレア・フラバーチコバ、ルーシー・ハラデツカ組を破り優勝したビーナス(奥)とセリーナのウィリアムズ姉妹組

ウィンブルドン選手権第12日

(7月7日 英ロンドン・オールイングランドクラブ)
 女子ダブルス決勝で、ビーナス(32)、セリーナ(30)のウィリアムズ姉妹組(米国)がチェコペアに7―5、6―4で勝ち、3年ぶり5度目の優勝を果たした。セリーナは同日のシングルス優勝と合わせ、ウィンブルドンで3年ぶりの2冠を達成。男子ダブルスはジョナサン・マリー(31=英国)フレデリク・ニールセン(28=デンマーク)組が初優勝し、マリーは英国男子で36年以来のダブルス優勝選手となった。

 女子のシングルスとダブルスを制したセリーナ・ウィリアムズが28日から同じウィンブルドンで行われるロンドン五輪に弾みをつけた。00年シドニー五輪で女子単複金メダルを獲得した姉のビーナス以来12年ぶりの快挙達成も見えてきた。シングルス5度目の優勝で姉と並んだセリーナは「私はビーナスと同じことを今までやってきた」と五輪の舞台でも肩を並べるつもりだ。

 ダブルス決勝では、フラバーチコバ、ハラデツカ組を圧倒しストレート勝ち。ウィンブルドンで2冠を達成したセリーナは「若いころから長い間、2人でダブルスをプレーしてきた。本当に楽しい」と喜びを語った。五輪では姉のビーナスとのペアで00年シドニー、08年北京に続く2大会連続3度目の金メダルを目指す。

 シングルス決勝では、圧倒的なパワーを見せた。第2セットは相手の粘りにあって落としたが、第3セットの第4ゲームでは4本連続のサービスエース。この日の17本を加え、決勝までの7試合で計102本のサービスエースを量産し、頂点に駆け上がった。30歳で2年ぶりの頂点に立った「芝の女王」は五輪で女子シングルス最年長金メダルへ自信をつかんだ。

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2012年7月9日のニュース