試技会でミス連発…田中理恵「主将としては0点」

[ 2012年7月9日 06:00 ]

田中理恵は平均台の試技でバランスを崩す

 主将が精彩を欠いた。体操女子のロンドン五輪代表が8日、都内の味の素トレセンで本番に向けた実戦形式の試技会を公開した。田中理恵(25=日体大研究員)は、跳馬以外の3種目でミスを連発。得点は非公開だったが、「主将としては0点。自分がもっと引っ張っていかないと。(チームメートに)励まされてるだけじゃダメ」と反省しきりだった。

 1種目目の段違い平行棒でいきなり落下すると、2種目目の平均台でもバランスを崩して手をついた。得意種目の床運動では、最後の着地で大きくラインオーバー。「元気が良すぎて後ろに飛んでいってしまった」。29日の女子団体総合予選まで、あと3週間。床運動で「ピンクパンサー」のテーマ曲を使用しているが、夢舞台へ“ピンチパンサー”に陥った。

 平均台の着地では、腰を気にする様子を見せた。「いや~どうだろう」と言葉を濁したが、腰に違和感を抱えている可能性が高い。女子の塚原千恵子監督も「田中さんは全体的に調子が良くない。心配」と指摘する。14日にはロンドンへ出発。「(団体の)予選を通過して、決勝で戦うことが一番。予選できょうみたいにならないようにしたい」と気合を入れ直していた。

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2012年7月9日のニュース