スポーツ界にも悲しみ…寛仁さま、札幌五輪は事務局で活躍

[ 2012年6月6日 19:48 ]

 三笠宮家の長男寛仁さまが亡くなられた6日、スポーツ界にも悲しみが広がった。親交が深かった日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は「『スポーツの宮様』として知られた秩父宮さまを継ぎ、長い間、尽力していただいた。馬術もやり、自転車やスキー、身障者スポーツの振興にも取り組まれていた」と早過ぎる死を悼んだ。

 日本ラグビー協会の名誉総裁などスポーツ団体の役職も数多く務め、1972年札幌冬季五輪では自ら大会組織委員会の事務局に入って活躍した。ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)の招致成功にも尽力し、日本ラグビー協会の真下昇副会長は「残念の極み。1試合でも観戦していただきたかった」と涙ぐんだ。

 日本体育協会の張富士夫会長は「殿下からのご指導はわが国スポーツの発展に大きな影響を与えていただいており、今後、スポーツ界として大切に守っていきたい」とのコメントを発表した。

 ▼竹田恒和・日本オリンピック委員会(JOC)会長の話 「スポーツの宮様」として知られた秩父宮さまを継ぎ、スポーツ界に長い間、尽力していただいた。馬術もやり、自転車やスキー、身障者スポーツの振興にも取り組まれていた。心から哀悼の意を表します

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