ストーサー4強一番乗り “ダウンザライン”さく裂

[ 2012年6月6日 06:00 ]

女子シングルスで4強入りを決めたストーサー

全仏オープンテニス第10日

(6月5日 ローランギャロス)
 女子シングルス準々決勝で第6シードのサマンサ・ストーサー(オーストラリア)が第15シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を6―4、6―1で下し、2年ぶりに準決勝へ進んだ。第21シードのサラ・エラニ(イタリア)は第10シードのアンゲリク・ケルバー(ドイツ)を6―3、7―6で破り、4大大会で初の4強入りを決めた。

 8強に全仏の優勝経験者がいなくなり、10年準優勝のストーサーにチャンスが到来した。「ダウンザライン」というサイドラインと平行に打つ攻撃的なショットでチブルコバを左右に振り、ストレート勝ちで4強一番乗り。「少し風があって気になったけど、いいプレーができた」と喜んだ。昨年の全米オープンで4大大会初優勝。今年は地元開催の1月の全豪オープンで1回戦で敗退するなどスランプに陥っていたが「今はいい状態に戻っている」と精神的にも充実している。

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2012年6月6日のニュース