エディー・ジャパン初黒星「レッスンから学ぶしかない」

[ 2012年6月6日 06:00 ]

<日本・フィジー>後半、険しい表情で戦況を見守るジョーンズ・ヘッドコーチ(左から2人目)

 ラグビーのパシフィック・ネーションズ杯が5日、愛知県名古屋市の瑞穂ラグビー場で開幕し、2連覇を狙う世界ランク14位の日本代表は同16位のフィジー代表に19―25で敗れた。日本はFB五郎丸歩(26=ヤマハ発動機)の3本のPGで先制。しかし、前半20、30分にトライを決められて逆転され、トライは後半22分にモールからの認定トライのみに終わった。日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(52)は初黒星となった。

 速いテンポでボールを回すスタイルを貫いたが、フィジーには思うように通用しなかった。ジョーンズHCは「弱みを突く攻撃はできなかったが、早く治す薬はない。せっかくのレッスンから学ぶしかない」と奮起に期待した。攻めに主眼を置いてきただけにボールを奪われれば個人能力で上回るフィジーへの防御にほころびが生じる。それでも広瀬主将は「下を向く内容ではない。発展途上のチームでいい勉強になった」と落胆した様子はなかった。

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2012年6月6日のニュース