バレー日本男子、中国に完敗…ロンドン五輪出場苦しく 

[ 2012年6月6日 22:07 ]

中国に完敗し、肩を落とし引き揚げる福沢(右端)ら日本

 バレーボールのロンドン五輪世界最終予選兼アジア予選男子大会第4日は6日、東京体育館で行われ、世界ランキング15位の日本は同10位の中国に1―3で完敗して2敗目(2勝)を喫し、勝ち点5で5位に後退した。2大会連続の五輪出場は苦しくなった。

 日本は7日の結果次第で、五輪出場の一つの条件である全体の1位がなくなる。

 宇佐美主将(パナソニック)を試合前のけがで欠いた日本は第1セットを19―25で失った。第2セットは清水(パナソニック)や米山(東レ)らの活躍で競り勝ったが、その後の2セットはミスが増えて押し切られた。

 セルビアはオーストラリアとの全勝対決を3―0で制し、4連勝で勝ち点を12とした。オーストラリアは同9。イランはプエルトリコを3―1で下し、8点とした。中国は2勝2敗の7点で4位。韓国はベネズエラにストレート勝ちし、初白星を挙げた。

 ▼植田辰哉・日本監督の話 ここまで機能していた福沢が機能しなかった。日本のサーブミスも目立ったし、サーブレシーブの精度でも中国と差が出た。

 ▼周建安・中国監督の話 (5日に完敗した)セルビア戦と全然違った。中国は精神面でも技術面でも、短い時間で変わることができた。日本はセッターがアクシデントで代わり、戦術に影響があった。

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2012年6月6日のニュース