A・マリーに完敗も…伊藤「鳥肌立った」 観客のイトウコール

[ 2012年5月30日 08:50 ]

全仏オープン男子シングルス1回戦、試合後は伊藤竜馬の攻撃的なプレーを称賛した観客から「イトウ」コールが起こった

全仏オープンテニス第3日

(5月29日 ローランギャロス)
 伊藤は昨年4強のA・マリーに1時間34分でストレート負け。「壁みたいでストロークのミスが少なかった」と、トップの強さを肌で感じた。

 第2セットの4―3で迎えた第8ゲーム。0―40と3度のブレークポイントを握ったが、A・マリーは主導権を渡してくれなかった。サービスゲームのキープ力、角度のあるストロークに隙はなく、伊藤は「精度が違う」とうなった。

 ただ試合後は伊藤の攻撃的なプレーを称賛した観客から「イトウ」コールが起こった。「初めてのことで鳥肌が立った」と初めて経験したメーンコートの戦いを終えて感慨深げだった。

 ロンドン五輪出場権は当落線上。次週は英国の芝で行われるツアー下部大会に出場する。伊藤は「芝の方が自分に合っている。五輪に出たい」と言葉に力を込めた。(共同)

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2012年5月30日のニュース