中本、順調な仕上がり 1万メートルで自己ベスト

[ 2012年5月19日 21:20 ]

 ロンドン五輪男子マラソン代表の中本健太郎(安川電機)が19日、北九州市立鞘ケ谷競技場で行われた陸上の九州実業団選手権の1万メートル(タイムレース)に調整を兼ねて出場し、28分54秒59の自己ベストで9位に入った。中本は「自己新となり、自分の中ではよかったかな。いい形でマラソン練習に入れる」と笑顔で話した。

 中本のこれまでの自己ベストは、29分4秒24。この日は集団の後方で力を温存。終盤にスピードを上げる走りを披露したが、最後まで持続せず、「最後のスピードが課題」と淡々と話した。山頭監督は「トラックのスピード強化の一環として出た。現時点では百点」と評価した。

 今後は27日にロンドンで行われる10キロのロードレースを経て、マラソン練習に移行するという。中本は「ロンドンではコースを確かめてくる。これから走り込みます」と話した。

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2012年5月19日のニュース