ヒート自滅…不調のウェイド 試合中に指揮官と口論

[ 2012年5月19日 06:00 ]

<ペイサーズ・ヒート>試合中にスポールストラ監督と口論するなど平常心を失ったヒートのドウェイン・ウェイド(右)

NBAプレーオフ東地区準決勝第3戦 ヒート75―94ペイサーズ

(5月17日 インディアナポリス)
 NBAプレーオフ東地区準決勝の第3戦に臨んだ2位ヒートは75―94で3位ペイサーズに完敗。敵地インディアナポリスで星を落として1勝2敗となった。故障離脱のクリス・ボッシュ(28)の穴を埋められず5得点に終わったドウェイン・ウェイド(30)は、試合中にエリック・スポールストラ監督(41)と口論。レブロン・ジェームズ(27)も相手選手と乱闘寸前になるなど平常心を失って自滅した。西地区準決勝では1位スパーズが5位クリッパースに快勝。地元サンアントニオで連勝した。

 ヒートのウェイドは前半で無得点。プレーオフ95試合目で経験する初の屈辱に動揺したのか、第3Qのタイムアウトでは指揮官に向かって怒鳴りちらして怒りを爆発させた。「こんなことはよくあること。試合の一部だ」とスポールストラ監督は語ったものの、チームの混乱ぶりを象徴するようなシーン。22得点を挙げたジェームズも「明らかにいつもの彼(ウェイド)じゃない。世界最高の選手の1人なんだから、自分を取り戻してほしい」と戸惑いを隠せなかった。

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2012年5月19日のニュース