被災地から唯一出場の日本ケミコン 補欠ゼロで16位

[ 2011年12月19日 06:00 ]

スポニチ後援全日本実業団対抗女子駅伝

(12月18日 宮城・松島町中央公民館前~仙台市陸上競技場の6区間42・195キロ)
 被災地から唯一出場した地元の日本ケミコンが16位で完走した。

 「特にコースの沿岸部は津波で亡くなった方もいると聞いた。何か伝えたかった」(正井主将)という思いから「がんばろう 東北」「支援 ありがとう」などメッセージ入りの「手づくり喪章」を着けて走った。6区間を走る駅伝で部員は6人、補欠はゼロとぎりぎりの状況だった。4区を走った宮城県出身の浅野は左太腿負傷を押して出場し「ケガの不安と重圧でいっぱいだった」と感極まった。森監督は「上出来です。ご苦労さん」と選手をねぎらった。

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2011年12月19日のニュース