遼くん58位 マスターズ切符持ち越し

[ 2011年12月19日 06:00 ]

<タイ選手権最終日>通算11オーバーでホールアウトした石川遼

アジアンツアー・タイ選手権最終日

(12月18日 タイ・チョンブリ、アマタスプリング・カントリークラブ=7453ヤード、パー72)
 石川遼(20=パナソニック)のマスターズ切符は持ち越しとなった。年内最終ラウンドは73で通算9オーバーの58位に終わった。今大会後に発表される年末の石川の世界ランクは51位以下となる見通しで今年中の自力でのマスターズ出場権獲得はならなかった。年明けから米ツアーに参戦し、出場権獲得に挑む。リー・ウェストウッド(38=英国)が通算22アンダーで優勝した。

 年内ラストラウンドも73と伸びず58位。マスターズ出場権(年内の世界ランク50位)を狙っていた石川だが、アジアンツアーの試算では世界ランクのポイントを稼ぐことができず、51位以下となるのが確実という。それでも「今までドライバーはアゲンストで飛ばない傾向があったが、風に強い球を打てるようになった」と手応えを口にした。

 浮島グリーンが名物の17番パー3。強風の中、145ヤードを7Iで2メートルにつけてバーディーを奪った。「真正面からの強いアゲンストでも良いストレートボールを打てた」。池が左サイドに広がる18番でも向かい風に負けず第1打をフェアウエーに運び確実にパーで締めた。「ロングショットに収穫は多かった。4日間で得たものは大きい」

 今回、マスターズ出場を逃しても特別招待を受けるか、マスターズ2週前、パーマー招待後の3月26日に発表される世界ランクで50位以内に入れば出場権を得ることができる。1月には早速、ハワイで開催されるソニーオープンに出場。「マスターズまでの試合でまた目指していきたい」と前を向いた。

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2011年12月19日のニュース