元関脇・玉乃島が引退会見「すがすがしい気持ち」

引退の記者会見で心境を語る元関脇玉乃島の西岩親方

　２１日に現役を引退した大相撲の元関脇玉乃島の西岩親方（３４）＝本名岡部新、福島県出身、片男波部屋＝が２２日、福岡国際センターで記者会見し「力は出し尽くした。すがすがしい気持ち」と晴れやかに語った。

　東洋大から１９９８年春場所に幕下付け出しで初土俵。思い出の一番に新十両場所の初日で北桜に勝った取組を挙げ「四つ相撲だったけど、おっつけがいい具合に決まった。あれが始まりだった」と話した。

　兄弟関取として話題になった元十両玉ノ国の兄、光国さんからは「よくやったと言ってもらった」と感慨深げだった。

　今後は部屋付きで後進の指導に当たる。片男波親方（元関脇玉春日）は「苦労をどう乗り越えたのかを（弟子に）教えてほしい」と話した。