日本 アルゼンチンに逆転負けで2連敗

[ 2011年11月22日 06:00 ]

アルゼンチンにフルセットで敗れ、引き揚げる清水(13)ら日本代表

バレーボールW杯男子第2日 日本3-2アルゼンチン

(11月21日 名古屋・ガイシプラザ)
 3位以内にロンドン五輪の出場権が与えられる今大会で、世界ランク18位の日本は、同9位のアルゼンチンに2―3で逆転で敗れ、開幕2連敗となった。フルセットまでもつれ込む粘りは見せたが、日本がお手本にする高速バレーをアルゼンチンに展開されて、大会初勝利を逃した。

 あと一歩のところでの逆転負けに、選手はがっくりと肩を落とした。宇佐美主将は「経験不足が出た」と落胆。取り組んでいる高速バレーが機能せず、植田監督も「残念ながら、相手が一枚上だった」と脱帽するしかなかった。

 第2、3セットを連取して一時は逆転したが、勢いに乗れない。終盤の勝負どころでは、アルゼンチンの高速バレーに翻弄(ほんろう)された。高さやパワーで劣る日本が、お手本にしているのがアルゼンチンの高速化。現実は、その域に達していなかった。

 途中出場の米山が劣勢をはね返す起爆剤になり、植田監督は「五輪に向けてはチームの底上げも必要」と収穫を口にする。だが、開幕2連敗で今大会でのロンドン切符獲得は、早くも風前のともしびとなった。

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2011年11月22日のニュース