パワーもらった!智恵“太田効果”で2打差4位

[ 2011年10月29日 06:00 ]

9番、2打目を放つ前、クラブを掲げる有村智恵

樋口久子・森永製菓ウイダー・レディース第1日

(10月28日 千葉・森永高滝CC=6652ヤード、パー72)
 ホステスプロとして臨む有村は“太田効果”で首位に2打差の4位と好位置につけた。グリーンを外した1番でボギーが先行も、その後、2番で1メートルにつけてバーディーを奪い返すなど粘り強く回って70。夏以降、左手首痛に悩まされてきたが「良い時の自分にだんだん戻ってきている」と手応えを語った。

 スタート前の握手が効いた。森永製菓と契約する縁で、同社社員でフェンシングの北京五輪男子フルーレ銀メダリスト、太田雄貴(25)とは以前から親交があるが、会場に訪れた太田とがっちり握手。有村は「パワーを注入されました」と笑顔を見せた。というのも、年間5勝した09年は大会直前に太田と連絡を取り合った試合で3勝。昨年、太田が初めて観戦に訪れた富士通レディース第1日も2位(最終成績は3位)の好成績を残している。「アスリートとして尊敬できる」兄貴分の存在が有村を後押しした。

 太田からは「コースで見る姿はやはりかっこいい」と1打に集中する姿を絶賛された。銀メダリストのエールを受けた有村は「気を引き締めてやりたい」と節目となるツアー通算10勝目に意欲を見せた。

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