伊達組 苦しみながらも初戦突破にホッ

[ 2011年10月11日 06:00 ]

ダブルスで準々決勝へ進んだクルム伊達公子(手前)、張帥組

 テニスのHPジャパン女子オープンは10日、大阪市靱テニスセンターで行われ、ダブルス1回戦でクルム伊達公子(エステティックTBC)張帥(中国)組が青山修子(近藤乳業)高畑寿弥(相愛大)組を下し、準々決勝へ進んだ。伊達組は6―4、6―7から10点先取方式のマッチタイブレークを10―8で制した。シングルスでは土居美咲(ミキハウス)がココ・バンダウェイ(米国)に6―4、6―4とストレート勝ちして2回戦に進出した。

 ダブルスのクルム伊達は苦しみながらも初戦を突破した。第1セットを先取し、第2セットも途中までリードしながらマッチタイブレークに持ち込まれ「どちらに転んでもおかしくはなかった」と辛勝に胸をなで下ろした。11日は昨年に決勝で敗れたシングルスの初戦。「本調子とは言えないが、やるしかない」と決意をにじませた。

 ≪土居 26センチ差も打ち合いで圧倒≫1メートル59の土居が1メートル85のバンダウェイを打ち合いで圧倒した。サウスポーから放つ得意のフォアハンドが生命線だった。勝負どころでは回り込んで相手の強烈な右クロスを打ち返す場面も。一歩も退かない姿勢がストレート勝ちを呼び込んだ。世界ランキングは現在113位で100位以内が目前に迫る。順当なら2回戦で全米女王ストーサーと当たる20歳は「何とか策を見つけて食らい付いていけばチャンスはある」と力を込めた。

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