レイダース オーナーの“追悼試合”に逆転勝ち

[ 2011年10月11日 06:00 ]

オーナーが死去し、黙祷するレイダースのジャクソン監督(中央)ら

 NFL第5週、レイダースが敵地ヒューストンでテキサンズに25-20で逆転勝ち。前日にはリーグの象徴的存在でもあったアル・デービス・オーナーが82歳で死去しており、全選手はヘルメットに「AL(アル)」と記されたステッカーを張って“追悼試合”に臨んだ。昨季の王者パッカーズはファルコンズを25-14で退けて開幕5連勝。好調49ersはバッカニアーズに48―3で圧勝した。

 レイダースは第4Q開始早々にキャンベルが18ヤードのTDパスを通して逆転。最後はセーフティーのハフが自陣エンドゾーン内でテ軍QBショーブのパスをインターセプトして勝利を決めた。試合が終わると、今季から指揮を執るジャクソン監督は膝をつき顔を両手で覆って号泣。「彼はレイダースそのものだった。まだ足音が聞こえるような気がする」と声を震わせた。故デービス氏は63年に監督兼GMとしてチームに入り、66年にオーナーへ転身。数々の功績を残した“恩人”の死は、チーム全員を奮い立たせる結果となった。

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2011年10月11日のニュース