14年仁川アジア大会でソフトボール実施を正式決定

[ 2011年7月14日 15:18 ]

 アジア・オリンピック評議会(OCA)は14日、東京都内で総会を開き、2014年の仁川アジア大会で女子のソフトボールを実施することを正式決定した。男子の野球と統合して1競技とし、競技数は36で変わらない。ソフトテニスもテニスの種目で実施される。

 日本が3連覇中のソフトボールは、運営上の負担などから大会組織委員会が実施に難色を示し、一度は除外を発表した。野球との統合に、アハマド会長(クウェート)は「同じ施設で期間内に実施できる。いい解決法だ」と述べた。

 役員改選では、アハマド会長を6選した。日本オリンピック委員会(JOC)会長の竹田恒和理事が副会長に昇格し、荒木田裕子選手委員長が再任された。

 OCA総会の日本開催は10年ぶりで、加盟45カ国・地域が参加した。

 ▼竹田恒和・日本オリンピック委員会(JOC)会長の話 アジア大会でソフトボールが抜けたら、五輪への復帰どころではなくなる。ほっとしている。大会組織委員会とは厳しい交渉が続いたが、実施競技に入れてよかった。

 ▼宇津木妙子・日本ソフトボール協会常務理事の話 五輪から除外されている今、アジア大会に残ることができて正直ほっとした。日本がリーダーシップを発揮し、アジアのソフトボール発展に向け頑張っていきたい。

 ▼上野由岐子の話 アジア大会は五輪に次ぐ大きな国際大会なので(ソフトボールが)残ることができてとてもうれしい。これからを担っていく選手の目標として、ずっと残ってほしい。(共同)

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2011年7月14日のニュース