山下　３日間でボギーわずか四つ！堂々首位

第３日、通算４アンダーで単独首位の山下和宏

日本ツアー選手権シティ杯宍戸第３日

（6月4日 茨城・宍戸ヒルズＣＣ＝７３１７ヤード、パー７１）
　３日間でボギーは四つだけ。山下が難コースで抜群の安定感を披露した。堂々の首位に「いいパー、いいバーディーが取れた」とおどけて喜んだ。

　２００９年のＡＮＡオープン２位が最高。過去３度の最終日最終組があるが、首位で迎えるのは初めてだ。重圧にも思えるが、心は揺れていない。「何もかも分からなかった前とは違う。遠い存在だった優勝に一番近いところにいる」ときっぱり。「木っ端みじんに砕けるか、最後まで食らいつけるか。勝ったらぼろぼろに泣きます」かつて河川敷の練習場でアルバイトしながら腕を磨いたプロ１４年目が、初の歓喜を実現させる。