遊びじゃないから…巡回慰問の力士に“外食禁止令”

[ 2011年6月4日 06:00 ]

 日本相撲協会の幕内上位20人の関取衆らによる東日本大震災巡回慰問が4日から始まるが、宿泊地では異例の“外食禁止令”が出された。

 同行している不知火巡業部長代理(元関脇・青葉城)は「今回はいつもの巡業と趣旨が違う。食事はホテルで済ますように通達している」と説明。通常の巡業では外食が禁止されることはないが、今回は被災地を巡回するだけに、酒に酔って大騒ぎするなど誤解を招く行動は許されない。大関・日馬富士は外食禁止令について「遊びじゃないからね」と当然といった様子だった。

 巡回慰問は5日間をかけて岩手県、宮城県、福島県の避難所計10カ所を訪れ、ちゃんこ鍋の炊き出しや横綱土俵入りを行う。力士らは盛岡市、仙台市などの市街地を拠点として、バスで避難所まで移動することになる。

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2011年6月4日のニュース