マーベリクス、第4Q15点差逆転!1勝1敗に

[ 2011年6月4日 06:00 ]

逆転勝利にガッツポーズのノビツキー

 NBAファイナルは2日、第2戦が行われ、マーベリクスが敵地マイアミでヒートを95―93で下して1勝1敗とした。第4Q残り7分13秒で15点差をつけられながら、終了直前にダーク・ノビツキー(32)が決勝のレイアップを決めて劇的な逆転勝利を収めた。ヒートは同一カードだった06年ファイナルのMVP、ドウェイン・ウェイド(29)が36得点を挙げたものの最後に失速。ホーム・アドバンテージを失って敵地ダラスに乗り込むことになった。

 残り3・6秒。ノビツキーはボッシュをドリブルでかわすと体を反転させながら左手でレイアップを決めた。残り26秒の3点シュートを含め、チーム最後の9得点を1人でカバー。初戦でボッシュと接触した際にじん帯を断裂した左手中指には添え木を当ててプレーしていたが、決勝シュートはその指の上にボールを乗せてリングの中に運んでいった。

 「諦めなかったことが大きい。われわれはベテランぞろい。動揺はしなかった」とノビツキー。第4Q4分すぎに73―88とされたが、このクオーターの全得点をノビツキー、テリー、マリオン、キッドといずれも30代の選手がマークしてヒートが誇るビッグ3の“仕事量”を上回った。第3戦から第5戦まではダラスでのゲーム。地元の利を生かせば、チーム創設31シーズン目で悲願の初Vが見えてくる。

 ▼ヒ軍ウェイド 相手は普段通りのプレーをやっていたのに、うちのチームはそれができなかった。残念だ。(30得点以上は今プレーオフ4度目も無念の敗戦)

 ≪ホームで初黒星≫ヒ軍がホームで敗れたのは今プレーオフ10戦目で初めて。マ軍のロード勝率(・683)はヒ軍と並んでリーグ1位。プレーオフでは6勝3敗となった。

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2011年6月4日のニュース