白鵬、魁皇らが岩手県へ 力士の被災地慰問始まる

[ 2011年6月4日 14:16 ]

被災地を慰問のため訪れ、土俵入りを披露する横綱白鵬関(中央)。奥には仮設住宅が見える

 日本相撲協会の東日本大震災の被災地慰問が4日午前、岩手県山田町で始まり、横綱白鵬や大関魁皇ら幕内上位18人を含む約100人が避難所となっている山田南小学校を訪れ、被災者を激励した。

 放駒理事長(元大関魁傑)もこの日は同行し、一行はまず、犠牲者へ黙とう。白鵬や魁皇らは殺到するサインの求めに笑顔で応じ、1200人分のちゃんこ鍋も振る舞われた。

 白鵬は横綱土俵入りも披露。相撲協会はタオルやTシャツなどを寄贈した。山田町の沼崎喜一町長(68)は「相撲協会もいろいろあったようだが、歓迎と感謝を申し上げたい。善意を受け止め、あしたからも頑張ります」と、あいさつした。

 慰問は8日まで宮城県、福島県を合わせた3県の計10カ所を回る。

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2011年6月4日のニュース