古閑13戦ぶり60台1差3位「楽しんでできた」

[ 2011年6月4日 06:00 ]

1番でティーショットを放つ古閑美保

リゾートトラスト・レディース第1日

(6月3日 長野・グランディ軽井沢ゴルフクラブ=6505ヤード、パー72)
 左手首の故障から不振が続いていた古閑美保(28=京セラミタ)が3バーディー、ノーボギー、13試合ぶりの60台となる69で首位に1打差の3位と好スタートを切った。首位は4アンダーの68で笠りつ子(23=TKUテレビ熊本)と川原由維(32=フリー)が並び、3位には古閑、金田久美子(21=レプロエンタテインメント)ら7人がつけている。
【第1R成績】

 古閑の持ち味である明るさが戻ってきた。インタビュールームに現れると「1年ぶりくらいですか」と自然と笑顔がこぼれる。前半は全てパーとスコアを伸ばせなかったが、後半は3バーディー、ノーボギー。「ショットは安定していたし、グリーンを外してもパーを拾えた」と振り返る69は、昨年8月のCATレディース初日以来、13試合ぶりの60台となる。

 09年春に左手首を故障。昨年夏に再発。以後は棄権、欠場が続いた。今季も出場は4月の西陣からで過去6試合で先週のヨネックスの31位が最高だ。欠場することについて当初は「ゴルフのプロがゴルフをできないなんて」と悩んだが、手首への負担を考えて打ち込みの量を減らし、トレーニング、体のケアに時間を割いた。温泉にも行き、禅の本も読んだ。まだ完治とはいかないが「もうあまり気にならなくなったし、今は楽しんでプレーできるようになった」と言えるまでになった。

 指導を受けた元LPGA会長の清元登子は現在病気療養中とあり「(清元)先生も喜んでくれるはず」と復活の報告もしたい。

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