終盤にボギー連発…今田、ツアー2勝目消えた

[ 2011年5月31日 06:00 ]

最終ラウンドの18番でバンカーショットを放つ今田

 USPGAツアーのHPバイロン・ネルソン選手権最終日は29日、米テキサス州アービングのTPCフォーシーズンズ(7166ヤード、パー70)で行われ、今田竜二(34=フリー)は終盤の連続ボギーでツアー2勝目が消えた。3位から出たが、71とスコアを落として通算2アンダー、278で1打及ばず3位に終わった。通算3アンダーのキーガン・ブラドリー(24=米国)がプレーオフを制してツアー初優勝を果たした。

 目の前で勝利がこぼれ落ちた。2打差の3位で出た今田は強風で伸び悩む選手が多い中、一時は2打差をつけトップに立った。だが、勝負どころの終盤4ホールで3ボギーと大ブレーキ。08年のAT&Tクラシック以来、3年ぶり2度目のツアー優勝を1打差で逃し「もったいないボギーが3つ続いてしまった。悔しさでいっぱい」と唇をかんだ。

 安定したアイアンショットで前半を1アンダーで折り返すと、単独首位に立った13番では約3メートルのパットを沈め、2位に2打差と抜け出した。だが、ここから重圧にのまれた。15番は第1打を左ラフに曲げてボギー。17番では1メートル弱がカップに嫌われて3パットのボギーとなった。

 それでも18番をパーでしのげばプレーオフに持ち込めたが、第2打がバンカーにつかまると、第3打もピンに寄らずに万事休した。「これだけ優勝争いから遠ざかると、ならなくていいところでナーバスになる」とがっくり。だが、今季初のトップ10入りで賞金ランクは前週の142位から75位に浮上。久々に味わった緊張感は今後の巻き返しへのきっかけとなるはずだ。

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2011年5月31日のニュース