五輪3度出場の夏見 第一線から退く

[ 2011年5月17日 20:40 ]

 ノルディックスキー距離女子で冬季五輪に3度出場し、短距離のスプリント種目を得意とした夏見円(32)=JR北海道=が、本人側の意向で全日本スキー連盟の来季の強化指定選手から外れて、五輪などを目指す第一線から退くことが17日、分かった。複数の関係者によると、国内大会には出場する見込み。

 JR北海道スキー部は「本人との話し合いはほぼ終わっているが、最終の調整をしている段階」としている。

 2002年のソルトレークシティーから3大会連続で五輪に出て、06年トリノの団体スプリントで日本女子史上最高の8位に入賞し、昨年のバンクーバーの20キロリレーでも8位になった。世界選手権では07年札幌大会のスプリントで5位だった。ワールドカップ(W杯)では08年ストックホルム大会のスプリントで3位に食い込み、日本の距離選手で史上初めて表彰台に立った。

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2011年5月17日のニュース