審判部長 5度不成立の嘉風―時天空の立ち合い注意

[ 2011年5月17日 19:31 ]

 日本相撲協会の貴乃花審判部長(元横綱)は技量審査場所10日目の17日、幕内の嘉風―時天空の立ち合いが5度も不成立になったことについて、取組後に両力士を審判部室に呼んで注意した。

 取組では2度嘉風がつっかけたり、時天空が手つき不十分の嘉風の頬を張って土俵下まで運んだりした。6度目で立ち合いが成立し、時天空がはたき込みで勝った。

 貴乃花部長は「同じタイミングで最初からそんきょするのが大前提だ。嘉風は備え切れていないところがあるので、冷静にやるように注意した」と説明した。

 時天空は注意を受ける前の支度部屋で「向こうが手をついてないんだからどうやって立つんだ」と厳しい表情。嘉風は取組後、無言を貫いた。

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2011年5月17日のニュース