JOC 不安払拭へ懸命アピール「TOKYOは安全」

[ 2011年4月5日 08:30 ]

 3日からロンドンで始まった多数のスポーツ団体による一連の国際会議で、日本オリンピック委員会(JOC)が東日本大震災などに対する海外の不安を拭い去ろうと懸命だ。4日も東京の安全性をアピールする英文チラシを配布して今後のイベントへの参加を促している。

 JOCの水野正人副会長は、会場で国際オリンピック委員会(IOC)委員らに対し、東京は被災地や福島第1原発から離れており「停電や一部鉄道の運休以外は変わっていない」と訴える。

 地震や原発事故を受け、日本での大会の参加に不安の声も出ている。10月の世界選手権の東京開催を再検討すると決めた国際体操連盟のグランディ会長は「数カ国から放射性物質に対する懸念が出た」と説明した。水野副会長は、7月に東京で開かれる日本体協創立100周年の祝賀式典などで欠席者が出ることを懸念し「ぜひ来てほしい」と訴えた。(共同)

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2011年4月5日のニュース