有村2大会連続ベスト10も「もっと上に…」

[ 2011年4月5日 06:00 ]

最終ラウンドでバンカーショットを放つ有村智恵

USLPGAツアークラフト・ナビスコ選手権最終日

(4月3日 米カリフォルニア州ランチョミラージュ ミッションヒルズCCダイナショアC=6738ヤード、パー72)
 8打差の6位から出た有村智恵(23=日本ヒューレット・パッカード)は74とスコアを落としたものの通算2アンダー、286で7位に入り、2大会連続のベスト10に入った。同じく74で回った宮里美香(21=NTTぷらら)も7位。宮里藍(25=サントリー)、上田桃子(24=フリー)は通算5オーバーの33位で、ステーシー・ルイス(26=米国)が通算13アンダーで初優勝を果たした。(ランチョミラージュ・真田薫通信員)

 日本人7人が出場した中、有村は宮里美と並んで最上位の7位。昨年の9位に続くトップ10フィニッシュを果たした。メジャー同一大会で日本人選手が2年連続トップ10入りしたのは宮里藍が08年(5位)、09年(3位)に全英女子オープンで記録して以来。「2年連続ベスト10入りしたけど、今年の方が初日からしっかりできた」と激闘の72ホールを振り返った。

 ただ、優勝争いに絡めなかったとあって、有村に満足感はない。右からの風を意識しすぎた13番パー4では第1打を大きく左へ曲げ、向かい風の15番も1Wを振った瞬間に首をかしげるミスで左へ曲げた。いずれもボギーを叩き、「ひどいミスがあった。ショットのレベルがまだまだ」と課題を口にした。「一生懸命やってもこれだけ差がある。悔いは残っていないが、もっと上に行きたかった」とさらなるレベルアップを誓った。

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2011年4月5日のニュース