デビュー延期の明月院 夏場所中止なら力士断念も…

[ 2011年3月10日 19:15 ]

 昨年の学生横綱で、大相撲の幕下15枚目格付け出し資格を持つ明月院秀政=東京都出身、九重部屋=は10日、八百長問題で中止となった春場所に続いて5月の夏場所も開催されなければ、力士を断念して高校教諭を目指す可能性を明らかにした。

 横浜市内で日体大の卒業式に出席した後、明月院は「2カ月も3カ月も待つのは…。夏場所もやらないなら親と相談する。教員になるなら(相撲が)弱い高校を強くしたい」と話した。

 春場所中止で角界デビューが延期となり、卒業後も大学の寮に残って学生と稽古を続ける。佐ノ山親方(元大関千代大海)にあこがれる22歳は「一日でも早く関取になることが目標。土俵に上がって親孝行をしたい」と八百長問題の早期収拾を切望した。

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2011年3月10日のニュース