白鵬 ひやり!も勝ち越して苦笑い

[ 2010年11月23日 06:00 ]

 【大相撲九州場所9日目】白鵬は平幕の嘉風にひやりとさせられる辛勝で給金を直した。

 立ち合いで左に動いたが上手を取れず、相手の右腕を抱えて下がり土俵際まで追い込まれる一幕もあった。「(嘉風の)低く鋭い当たりが良かったということ。元気だしスピードがある力士ですから」と苦笑い。盤石の横綱相撲とは言えぬ内容に「いい相撲ではないね」と納得していない様子。勝ち越しを決めても「オレの勝ち越しはまだ」。2ケタ勝利、さらにその先の賜杯を見据えたような発言だった。

 ≪把瑠都 迫力満点の攻めで8勝目≫1敗の把瑠都は栃ノ心との力比べを制して9日目で勝ち越しを決めた。相手がつって出るところを逆に豪快につり上げる迫力満点の攻め。怪力大関の本領発揮だったが、支度部屋では「思ったより動けなかった。足が重くて動けなかった。自分から攻めないと」と反省の言葉を並べた。大関昇進後は期待を裏切っているが、初優勝への機運は高まっている。「とにかく1敗を守ること」と気合を入れ直していた。

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2010年11月23日のニュース