林監督「感動した」慶大、伝統のタックルで早大撃破

[ 2010年11月23日 18:03 ]

<早大・慶大>後半、突進する慶大・小沢

 【慶大10―8早大】慶大が伝統の「魂のタックル」で、実に10年ぶりの早大戦勝利をもぎ取った。負ければ優勝の可能性が消滅する大事な一戦。林監督も「選手全員のタックルに感動した。負けてもいいとさえ思った」と声を震わせた。

 前半13分だ。インゴールに飛び込んだ早大の山中がSH古岡のタックルを浴びて思わずノックオン。25分にもゴール前に迫られたが、3人がかりでタッチラインの外に押し出した。ほとんど自陣での戦いを強いられたものの、最後の一線はなかなか割らせない。そして後半12分。けがから復帰して今季初出場のCTB竹本主将が勝ち越しのトライを挙げ、2点差を守りきった。

 「早慶戦はいい試合をしても必ず負けていた。うれしい。後半になって早稲田にミスが多くなった」と古岡。竹本は「我慢するだけだった。慶応の伝統の低いタックルができた」と充実感を漂わせた。

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2010年11月23日のニュース