残り3キロ半で力尽きた…渕瀬 悔しい銀

[ 2010年11月23日 16:21 ]

 【広州アジア大会】陸上の女子20キロ競歩で渕瀬真寿美(大塚製薬)が1時間30分34秒で銀メダルを獲得し、川崎真裕美(富士通)が4位となった。劉虹(中国)が1時間30分6秒で2連覇した。

 アジア大会の競歩で男女を通じて日本初となる金メダルには手が届かなかった。渕瀬は昨年の世界選手権で銅メダルを獲得した劉虹と10キロすぎから一騎打ちとなったが、最後は地力の差が出て2位。「わたしの方から落ちてしまった。やっぱり(劉虹は)強かった」と悔しがった。

 首を左に大きく傾けたフォームは苦しそうにも見えるが、積極的に仕掛けた。「とにかく勝負を意識した」と4人で歩いていた8キロ付近でペースを上げ、残り約3キロ半まで先頭をキープした。

 現在の練習は「4割が走る練習」といい、長距離走でスタミナを培っている。2012年ロンドン五輪後はマラソン転向も視野に入れる24歳は「まずは競歩。来年の世界選手権でメダルを狙いたい」と次の目標を掲げた。

 ▼川崎真裕美の話 うまくリズムに乗れず、自滅した。疲労のピークで大会を迎えてしまった。最後はゴールするのがやっとだった。(共同)

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2010年11月23日のニュース