アジア新女王の素顔は天然キャラ…予選後には迷子に

[ 2010年11月23日 09:09 ]

 【広州アジア大会】陸上女子100メートルで、日本選手44年ぶりの金メダルを獲得した福島千里(22)。21日の予選後、通路で迷子になるなどスパイクを脱ぐと天然キャラだが、競技になると違う。今大会出発前、ウオーミングアップを兼ねてバスケットボールをしている時に左足首を捻挫。患部にはテーピングを施し不安の残る状態でも「見ての通り大丈夫です」と泣き言は言わなかった。速さに加わったたくましさが福島の強さを支えていた。

 ◆福島 千里(ふくしま・ちさと)1988年(昭63)6月27日、北海道生まれの22歳。北京五輪の女子100メートルに日本選手として56年ぶりに出場。昨年の世界選手権では初の1次予選突破。200メートルと2種目で日本記録を持つ。北海道・帯広南商高出、北海道ハイテクAC。1メートル64、50キロ。

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2010年11月23日のニュース