朝青龍ご機嫌!“天敵”と握手も

[ 2009年11月10日 06:00 ]

談笑する朝青龍(右)と舞の海氏

 朝青龍が天敵を圧倒した。大相撲九州場所(15日初日、福岡国際センター)で、2場所連続優勝を狙う横綱・朝青龍(29=高砂)は9日、福岡県糟屋郡の出羽海部屋へ出稽古し、栃煌山、栃ノ心、普天王、栃乃洋と21番取って全勝した。

 鋭い立ち合いからの寄り、力強い投げを見せつけ朝青龍はすこぶる上機嫌だった。元小結で解説者の舞の海秀平氏(41)を呼び寄せて握手。角界の先輩に「動きいいですね」と褒められると「まぐれだよ。二日酔いだもん」と照れ笑い。過去に酷評されたこともある天敵を「スーツおしゃれだね」と持ち上げた。

 これには舞の海氏も「非の打ちどころがない。厳しいことを言えない。言う必要がない」と賛辞を並べ、批判が多い2勤1休の調整法も「どういうペースでやれば場所にピークを持って行けるか知っている。そこは素晴らしい」と認めるしかなかった。
 天敵の批判も封じ込んだ絶好調ぶりで17場所ぶりとなる2場所連続優勝が視界に入った。

 ≪白鵬も「いい稽古」≫2場所ぶり11度目の優勝を目指す白鵬が、福岡・大野城市の境川部屋で出稽古を行った。豪栄道、岩木山らと33番取り30勝3敗。「いい稽古ができました」。夜には歴代の横綱が参加する横綱会に朝青龍らと出席。海鮮料理に舌鼓を打ち「おいしかったです」と表情を緩ませていた。

続きを表示

2009年11月10日のニュース