日本救った!新ヒロイン山口舞が誕生!

[ 2009年11月10日 22:49 ]

<日本・韓国>第4セット、スパイクを決める山口舞

 【グラチャンバレー・日本3―1韓国】攻守でミスを連発し、第1セットを落とした日本だったが、嫌な雰囲気を山口舞が一掃した。坂下(JT)に代わって第2セットからライトの位置に入ると、持ち味の移動攻撃で韓国の守備網を翻弄し、チーム最多に並ぶ15得点。3セット連取での逆転勝ちの立役者となった26歳は「流れを変えようと、思い切ってやった結果」と喜んだ。

 三重県出身で大阪・大阪国際滝井高から岡山シーガルズ入り。今年が初の代表と遅咲きの選手だ。1メートル76と身長は大きくない分、相手ブロックを振り切るスピードが武器。「相手に的を絞らせないためにも、動きに変化をつけている」と話す。この日はアタックを21本放ち、71・43%と高い成功率をマーク。チーム屈指のミスの少なさも大きな魅力だ。
 狩野(久光製薬)の戦列離脱で苦しい状況の中、新たなヒロインが登場しての白星発進。真鍋監督は「山口は非常に安定している。出来は満点に近い」と称賛した。「いいトスほど気負わず、難しいトスほどどう決めるかを考え、意志を強く持って打っている」。クレバーな新戦力は頼もしく言い切った。

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2009年11月10日のニュース