不安たっぷり 為末が今季初実戦も51秒台

[ 2008年6月14日 17:14 ]

今季初レースとなる記録会に出場した、陸上男子400メートル障害の為末大

 陸上男子四百メートル障害で北京五輪出場を目指す為末大(APF)は14日、福岡市城南区の福岡大陸上競技場で行われた記録会に出場し、今季初となるレースを走った。

 右ふくらはぎなどに故障を抱え、昨夏の世界選手権(大阪)以来、約10カ月ぶりのレース。自身が持つ日本記録より3秒以上遅い51秒28でゴールした為末は「競技人生で一番遅いタイムかも。だが、痛みが取れてきたのは良かった」と話した。
 北京五輪代表選考を兼ねた日本選手権(26―29日・川崎)前の最後のレースだったが「危機的状況。人生で一番少ない練習量できている」と不安を口にした。自ら競技人生の集大成と位置付ける北京五輪へ向け「心が折れたら終わり。自分を信じることが大事」と、自らを奮い立たせるように言った。

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2008年6月14日のニュース