栗原18点!日本ストレート3連勝

[ 2008年5月21日 06:00 ]

<日本・カザフスタン>第2セット、スパイクを放つ栗原

 柳本ジャパンが開幕3連勝を飾った。バレーボールの北京五輪女子世界最終予選兼アジア予選第3日は20日、東京体育館で行われ、世界ランキング8位の日本は、エース栗原恵(23=パイオニア)のチーム最多の18得点の活躍などで、同16位のカザフスタンを3―0で下し、今大会初のストレート勝ちを収めた。韓国が敗れたため、日本はアジア勢唯一の全勝となり、北京切符獲得に前進した。21日はドミニカ共和国と対戦する。

【Go!アスリート柳本ジャパン】

 今大会初のストレート勝ちに導いたのは栗原だった。第1セットを25―21で奪いながら、リズムに乗り切れない第2セットは22―24で先にセットポイントを奪われた。このピンチを救ったのが、今大会不調だったエースの栗原だった。

 弱気なフェイントを繰り返していた背番号1が、大きく頭上に上がった難しいトスを思い切り叩いた。「トスが上がってきたのは信頼してくれたということ。みんなが必死につないでくれたので、絶対に決めようと思った」と強打を連発した。

 一進一退の展開の中、栗原はバックアタックなどスパイク5本を成功。33―31でこのセットを奪って流れをつかむと、第3セット25―21でストレート勝ち。ボールを栗原に集め、チーム最多の18得点を挙げさせたセッターの竹下主将は「あの苦しい場面で決めきってくれたことが、この1勝を物語っている。本当に頼りなる」と絶賛した。

 柳本監督も「勝負どころでみんないい仕事をしてくれた」と喜んだ3連勝。復調の兆しが見えた栗原は「いい形でスタートできているので、あしたも気を引き締めて頑張りたい」と前を見据えた。

続きを表示

2008年5月21日のニュース