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【アジア杯】久保 ベトナムは「アジアで1、2を争うポゼッション力」認めるも「勝つのが強いチーム」

[ 2024年1月15日 00:22 ]

アジア杯1次リーグD組   日本4―2ベトナム ( 2024年1月14日    カタール・ドーハ )

<日本・ベトナム>後半、ドリブル突破を仕掛ける久保(右)(撮影・西海 健太郎)
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 男子サッカー日本代表(世界ランク17位)は14日、カタールで開催中のアジア杯1次リーグD組初戦でベトナム代表(同ランク94位)に4―2で競り勝ち白星発進。ベンチスタートとなったMF久保建英(22=Rソシエダード)は後半39分から途中出場すると、“わずか1分間”でチーム4点目をアシストするなど勝利に貢献した。

 MF久保は1点リードの後半39分、この日2得点と好調だったMF南野に代わってピッチへ。すると中盤でのパスワークにも参加し、ゴール前でMF堂安からのボールを受けると、相手DFを引きつけ左へパス。「出ても30分くらいの予定だった。しっかり準備はしていた。結果を残せてよかったし、コンディションもあまり落ちてないと確認できた」。同じ途中出場のFW上田が右足で豪快に押し込み、貴重な追加点が決まった。

 「正直、トルシエ監督に僕たちがやろうとしてることをやられた」と久保。「相手の嫌なことをやって自分たちのペースでゲームを運ぶということを前半はずっとやられてた。後半は修正できて良かったですけど前半のうちに修正しないといけない。ベンチで見ていてびっくりじゃないけど圧倒されました」とベトナムの印象を語った。

 さらに「ソシエダと似ているというわけじゃないけど、ポゼッションがしっかり」と自身の所属チームと比較し、「中に入って1タッチ目の置きどころがうまいから、余裕を持って日本のプレスに耐えられる。見てみたいですね、どんな練習をしているのか。アジアで1、2を争うポゼッション力が合ったと思う」と実力を認めた。

 続けて「つなぐチーム。カウンターよりはサイド裏を狙ったり良いサッカーするのは分かってた。おごりじゃないけど、僕らの方がやれるという自負はあった中でのアレだった。想定を上回られた。珍しかったですね。ボールをつなぐことに懸けて布陣をばらしてでもつないでくる。逆につながれたからといってピンチを迎えるわけじゃないけど、その結果ずるずる下がって取れずというシーンもあった。面白いサッカーだなと。中立の立場の人間からしたら楽しかったんじゃないかなと思う。良くないなと思って見ていましたけど、現地サポーターは盛り上がっていた」と俯瞰(ふかん)した。

 それでも「こういう内容でも勝つのが強いチームなので、そこはポジティブな要素」と前を向いた。

 白星発進を飾った日本は次戦、19日に1次リーグ第2戦でイラク代表と対戦予定。24日には同第3戦でインドネシア代表との対戦も控えている。「コンディションも上がって中4日あるので、今日は10分でしたけど結果も出した。次は内容も意識したいと思います」と意気込んだ。

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