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【アジア杯】彩艶 “予想外”の2失点「2つともセットプレー、改善しなければ」ベトナムのスキルも予想外

[ 2024年1月15日 00:01 ]

アジア杯1次リーグD組   日本4-2ベトナム ( 2024年1月14日    カタール・ドーハ )

<アジア杯 日本・ベトナム>前半、失点した鈴木(中)ら日本イレブン(撮影・西海健太郎)
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 男子サッカー日本代表(世界ランク17位)は14日、カタールで開催中のアジア杯1次リーグD組初戦でベトナム代表(同ランク94位)に4―2で勝利。先発出場したMF南野拓実(28=モナコ)が2得点を決め、史上13人目となる国際Aマッチ通算20得点を記録するなど活躍。苦しみながらも白星発進を飾った。

 前半は苦しんだ。同11分、左コーナーキックの流れからMF南野が先制ゴールを決めた。幸先良いスタートを切ったように思えたが、5分後の同16分、コーナーキックから相手がヘディング。GKの鈴木彩艶は一歩も動けずボールを見送った。

 さらに前半33分、相手FKからのシュートを一度は鈴木がはじくも押し込まれ、再びセットプレーから2点目のゴールを奪われた。逆転勝ちを収めたが、課題も出た初戦となった。

 以下、試合後の鈴木彩艶と一問一答。

 ――難しい試合になった。

 「想定していた通り、難しいゲームになりましたけど、まずは勝ち切れたということはポジティブにとらえながらも、自分としては2失点してしまって、2つともセットプレーからだったので、改善しなければいけないなと感じています」

 ――セットプレーの改善とは。

 「まずは、1失点目は特に準備を早くすることだったり、組織的な部分でのチームとしての課題はあるんですけど、2失点目は自分としてはまずはアタック狙いにいって、アタックできないなというそこの判断は間違っていなかったと思いますけど、ボールがそこまで強くなかったですけどバウンドして難しいシーンだったので、相手も見えていたのでキャッチでこぼすというより、しっかりはじききって外に出そうと思ったんですけど、うまく外にはじききれずに失点してしまったので、そこは反省しなければいけないと思います」

 ――キャッチできないという判断?

 「キャッチの判断も間違いではないと思いますけど、バウンドもしていましたし、相手も来るなという予想があったので、確実にはじきにいこうと思ったんですけど、少し手の出し方にミスがあったと思います」

 ――前に出ようとして、ポジションを戻してからの対応だった。

 「準備のところは間違っていなかったと思いますし、ポジショニングもしっかりと正しいポジションに立てたので、最後の技術の部分かなと思っています」

 ――初めての大きな大会。初戦の難しさ。

 「そうですね、正直このようなゲームになるとは誰も思っていなかったと思うんですけど、その中でも失点した後にディフェンス陣は声をかけ続けていたので、前半のうちに同点に追いつけたことは大きかったですし、後半も立て直してしっかりと守備ができたので、次につなげなければいけないなと思います」

 ――逆転されたとき、どうチームの雰囲気変えたいと。

 「2失点っていうところは予想できなかったですけど、ディフェンス陣とコミュニケーションは取れていて、これ以上はないよ、っていう話はしていたので、そこはしっかりとできたので良かった」

 ――チームがいい流れの中でA代表入り。今日の試合は。

 「チャンスもつくれていましたし、ボールも握れてはいましたけど、思ったよりベトナムのボールポゼッションのスキルの高さは予想を上回るものがあった。そういったところを含めてアジアカップだなと改めて思いましたし、準備しなければいけないと思いました」

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