×

【アジア杯】森保監督 逆転勝ち要因の一つは被災者に向けた思い「最後まで戦い抜くメッセージを送ろう」

[ 2024年1月15日 00:28 ]

アジア杯1次リーグD組   日本4-2ベトナム ( 2024年1月14日    カタール・ドーハ )

<日本・ベトナム>試合前に話をした森保監督(右)とトルシエ監督(撮影・西海 健太郎)
Photo By スポニチ

 男子サッカー日本代表(世界ランク17位)は14日、カタールで開催中のアジア杯1次リーグD組初戦でベトナム代表(同ランク94位)に4―2で勝利。先発出場したMF南野拓実(28=モナコ)が2得点を決め、史上13人目となる国際Aマッチ通算20得点を記録するなど活躍。苦しみながらも白星発進を飾った。

 試合後の会見で森保監督は、“圧勝する”のではないかという予想が出ていたことに「アジアはそんなに簡単じゃないということだと思います」と話し、ベトナム選手のフィジカルやテクニックも称賛。また、トルシエ監督の戦術もチームに浸透していたことを振り返り、「ある意味必然的な部分があったかなと思います。初戦の難しさと、相手も前半はフレッシュな中で、そう簡単には思い通りにはいかない」と語った。

 それでも選手が集中力を切らさず、粘り強く戦ったことを評価。要因には精神的な部分を挙げた。「サッカーの話ではない話になりますが、日本では今年に入って能登半島地震という多くの方が亡くなられ、被災者の方が大変な思いをして苦労している。そこで尽力されている、サポートされている方にとっても、自分たちが崩れることなく、我々は勝つためにですけど、最後まで戦い抜くメッセージを送ろうと話していた」と説明。諦めない姿勢で、サポーターや被災地に激励のエールとして届けようという気持ちがおおきかったと明かした。

 課題となったセットプレーからの2失点については「相手がワンチャンスを狙ってくる戦い、カウンターやセットプレーというところ。まさに2チャンスで失点してしまったところ。我々にとって反省しなくてはいけないですけど、これからのアジア杯で、この痛い思いを、修正すればより勝つ確率を高められる。しっかり修正して、次から勝つ確率をより高めたいと思っています」と口にした。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2024年1月14日のニュース