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W杯ロシア大会 PK判定が激増 VARの影響

[ 2018年6月21日 22:58 ]

 W杯ロシア大会から初導入された、映像で判定の補助をするビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の影響でPK判定が激増している。

 大会21試合目となった21日のデンマーク―オーストラリア戦で、前半にデンマークのFWポールセンがペナルティーエリア内でハンドの反則を犯したとVARで判定され、オーストラリアにPKが与えられた。これが今大会5個目のVARによるPK判定。VAR以外を含めたPK判定は計11個で、14年ブラジル大会全体(64試合)でのPK判定数(10)を早くも超えた。1試合当たりのPK判定数は、前回大会0・16から今大会0・52と3倍以上になっている。

 VARは試合結果を左右する重大な誤審を防ぐのが目的で、ビデオ副審が3人の補佐役とともに映像を見て主審の判定を手助けする。FIFA審判部門の責任者マッシモ・ブサカ氏は開幕前に「VARを正しく運用できれば、より妥当な試合結果に導ける」と話していた。

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2018年6月21日のニュース