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香川、W杯初得点も夜には冷静「次、勝たないと意味ないよ」

[ 2018年6月21日 05:30 ]

W杯1次リーグH組   日本―セネガル ( 2018年6月24日    エカテリンブルク )

報道陣の取材を終え、引き揚げる長友(左)と香川
Photo By 共同

 すでに背番号10の視線はセネガルへと向けられていた。香川は先制PKを決めてコロンビアを撃破した前日19日夜のことを思い返し「試合直後は凄く興奮したが、夜には冷静だった。まだ1勝、1点取っただけ」とすぐに気持ちが切り替わったことを明言。カザンの宿舎に戻った後は長友とともにプールでクールダウンをし「次、勝たないと意味ないよ」と自らを奮い立たせたという。

 みなぎるメンタル、フィジカルの充実。それはピッチ内での数字にも表れる。A代表だけではなく、C大阪や海外リーグも含め、2試合以上の連続得点は22回。今代表メンバーにおいては、岡崎と並んでチームトップタイの記録だ。現時点で親善試合パラグアイ戦(12日)から国際Aマッチ2試合連発中だが、一度、勢いが付くとすぐには止まらない。

 セネガル戦での連続ゴールにも「そうですね」と不敵な笑み。チームとしての分析や戦術は21日から着手する予定だが、香川個人はセネガル―ポーランドの一戦をハイライト映像で確認した。「強いところもあれば、ウイークポイントもあると思う」。自身初の代表3戦連発も視界に捉えている。

 コロンビア戦後は100通以上の祝福メールが届き、その一つ一つに返信した。「うまくいかないときもサポートしてくれた。改めて感謝したいと思い返したし、もっと僕はやれる。やらなきゃという思いになった」

 自らにプレッシャーをかけ、そのたびにつぶれたのは過去の話。心身ともに円熟期を迎えた“連発男”が、セネガル戦もけん引する。

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2018年6月21日のニュース